「一汁一菜でよいという提案」

土居善晴さんの「一汁一菜でよいという提案」を読んだ。

「料理をする」「食べる」ということの基本とも思える本。



「私たちの暮らしの中には全ての原点があって、料理をするということはその要、柱です。食材に触れて、その背景にある自然とつながる。そうすることで自分の中に心の置き場ができるんです。それを無理なく続けるための形が「一汁一菜」」


と、土井善晴さんは言う。


和食がユネスコ無形文化遺産に登録されて、料理人ばかりがクローズアップされるけれど、

日本人の食文化という点においては、家庭での食事、食文化が基本だと思う。


四季があって、旬のものがあって、

ハレの日のごちそうがあって、

そういうものも大切にしつつ、

ケ、日常のご飯は具沢山のお味噌汁と、お漬物と、ご飯でいい。

という潔さ。


ハレの日と、ケの日の区別。

日常の普通の生活、家庭料理が情緒を育てるということ。

食べることは生きることだということ。


どれも腑に落ちることばかり。


必ずしも親子一緒に食べなくても、

一回の食事だけでも、作る人と食べる人はたくさんの情報をやり取りしていて、

その中で、情緒がはぐくまれていく。

今日はお味噌の加減がちょうどいい、

これはちょっと甘すぎ。

あ、失敗したな、とか

美味しい。

とか。

残してるから、どこか具合が悪いのかな?とか。

美味しかったからおかわりしたのねとか。


情緒をはぐくみ、生きるために、楽しんでたべるということ。

食事を作ることを苦行にせずにすむ形

具沢山のお汁と一菜で、一汁一菜。


料理を作るということ、

食べるということ、

いろいろ考えさせられる1冊。


土井さん

素敵な提案でした。










富良野/花七曜

2002年、大阪から北海道上富良野へ移住してきました。 カフェレストラン・ドライフラワーと雑貨のお店・ドッグラン営業中。 田舎暮らしと果てしない庭つくり楽しんでいます。

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